2021.10.04 建築家・安藤忠雄の魅力をファンがプレゼン!「ANDO Night」で建築を楽しむ 安藤忠雄の魅力や凄さを建築士らが語る、一夜限りのイベント 日本を代表する建築家である安藤忠雄の魅力を、職業や出身の異なるプレゼンターがプレゼンするイベント「ANDO Night」が公園西エリア内のrutsuboで行われた。 「ANDO Night」は都内と寄居町で二拠点生活を行っている建築士、根岸龍介さんが企画したトークイベント。 根岸さんは今年から、公園西エリア内の空き家を改装した拠点「rutsubo(るつぼ)」を中心に寄居町に関する様々なプロジェクトを行なっている。 今回は自身も敬愛する建築家・安藤忠雄をトークテーマにプレゼン。根岸さんを含む3人のプレゼンターがその魅力を紹介した。 プレゼンターには地元出身の若手建築士も参加。 自身のANDO建築との接点、実物を目の前にした時に受けた印象などをストーリー仕立てにして伝えた。 主催者である根岸さんは学生時代住んでいた京都やその近郊で、多くのANDO建築に触れたという。 自身に大きな影響を与えたエピソードを交えながら、建築士ならではの視点でその魅力を紹介した。 さらに根岸さんは、コンペの落選案や構想だけで実現しなかった『アンビルト』こそが真髄だと熱弁。 安藤忠雄の建築にかける情熱と不屈の精神を感じることができる、まさに「ANDO Night」の名に相応しい内容の濃いプレゼンとなった。 都内でプロジェクトファシリテーターとしても活躍する尾形さんは、建築そのものだけではなくその仕事論にも注目。 妥協を許さない仕事への向き合い方など、ビジネス的観点から見た安藤忠雄の「凄み」を伝えた。 新型コロナウイルスの影響で、ゲストも招待制によるごく少人数での開催となった今回のイベント。 どのプレゼンも建築の楽しさや学びを得ることのできる素晴らしい内容だっただけに、多くの人が参加することができなかったのは残念だった。 しかし寄居町にこのような文化的イベントが生まれたことはとても喜ばしいことで、これからさらに町が面白くなるきっかけになるはず。 今後もトークテーマを変えながら「好きな人、ことについて、勝手におしゃべりする緩めのトークイベント」は続ける予定とのことで、次回は何を深掘りしたトークが聞けるのか楽しみだ。 Tweet Share Hatena RSS チャレンジするなら寄居町。新規出店者を支援する補助金制度を紹介